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    • 2016.07.17 Sunday
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    ククリア創作:ロイとアンセルム〜どうしようもないはなし

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      どうも!
      Twittrのほうで「wn文字書き交流会」なるものがありまして、そちらで発表したものを再掲いたします。

      文章書きさんたちが共通のお題を決め、参加者が1人1つずつ小お題を出し合い、それにのっとった文章を書く!というものです。今回はそれに飛び入り参加させていただきました。
      今回のお題は以下の通りです。
      共通お題 水遊び
      シチュ 手をつなぐ
      出だしの一文 いつもどおりの一日だった。
      セリフ そうは言っても、どうしようもない
      アイテム 鏡

      さて、今回のお話ですが、野郎二人が延々と水遊びするだけのむさくるしい話ですw


       登場人物。
      アンセルム・ビーニャス...ロイの親友。親衛隊長の母を持ち、後に魔導師となる。
      ロイ・マスタング...本編2代目PC。王太孫。2年後は王太子。十数年後には国王に就任。

      ある夏の日。いつも通りの1日だった。
      3年生のアンセルム・ビーニャスは、散歩でもしようかとラナンの橋を歩いていた。
      ふと、橋の下を見下ろすと、2歳年下の友人のロイ・マスタングが水遊びをしていた。アンセルムは気付かれないように、ゆっくりとロイの後ろから近づき...
      「どーん!!」
      「!!?」
      ロイを川に向かって突き飛ばした。大きな水しぶきをあげてロイは川に落ちた。
      ロイは川底に座ったまま、アンセルムを見つめていた。そしてその顔がくしゃくしゃにゆがんでいく。アンセルムはここで初めて「自分がとんでもないことをしでかした」ということに気付いた。
      「う...うわぁぁぁぁん!!」
      ロイはとうとう泣き出してしまった。
      「お、おい、泣くなよ!」
      「うわぁぁぁぁん!!」
      アンセルムも困り果てていた。いつもの軽いノリのつもりだったからだ。アンセルムは泣き続けるロイに右手を差し伸べた。
      「ほら、立てよ!」
      「えぐっえぐっ...」
      ロイはその手を借りて立ち上がった。
      「ほら、なんだ、悪かったって。頼むから泣き止んでくれよ...」
      「えぐっ...おうち帰る...」
      「送ろうか?」
      「...」
      ロイはアンセルムの手を離すと、自宅に向かって走り去って行った。

      アンセルムが帰宅すると、ものすごく怒った母がそこにいた。
      「アンセルム。そこに正座しなさい。」
      アンセルムは黙って正座する。
      「ロイ様を川に突き飛ばしたそうですね。」
      「...はい...」
      「相手は王太孫なんですよ?何かあったらどうするんですか?貴方はそうやって後先考えないで行動して、取り返しのつかないことになったらどうするんですか?」
      「ごめんなさい...」
      「ほら、謝りに行きますよ!」
      「...はい...」

      その後、アンセルムは母に連れられてロイの家まで謝りに行ったそうな。

      ・・・2年後・・・

      3年生になったロイは、暇に任せてブラブラしていた。まことにいつも通りの1日である。
      ラナンの橋に差し掛かると、シズニ神官アンセルムが釣りをしているのを見つけた。その時ロイはふと2年前、アンセルムに川に突き落とされたことを思い出した。そして思った。「仕返しするなら今だ」と。ロイは気付かれないように、ゆっくりとアンセルムに近づき...
      「どーん!!」
      「!!?」
      アンセルムを川に向かって突き飛ばした。大きな水しぶきをあげてアンセルムは川に落ちた。
      「ぶっはぁ!!何すんだよ!」
      「しかえし」
      「くっそこのやろうぅぅぅ!!くっそ!!」
      アンセルムは思わずロイに殴りかかろうとするも、神官という立場上それは許されない。
      「お前、俺がやり返せないの知っててやっただろ!」
      「うん」
      そこまで言うと、急にアンセルムの表情が凍りついた。何かを必死に探すアンセルム。
      「...ない」
      「え?」
      「鏡...アニーにあげようと思ったやつ...」
      どうやらアンセルムは、川に落ちた時に恋人にあげようとしていた鏡を落としたらしい。アンセルムは川を探し始めた。ロイも一緒に探す。ロイは川底に光る物を見つけた。それをつかみ、アンセルムに見せる。
      「アンセルム、これ...うわぁ!」
      ロイは足を滑らせて転んだ。その時にアンセルムの服の袖を掴んでしまったので...
      「うわぁ!!」
      大きな水しぶき。二人して転んでしまった。大笑いする二人。
      「このやろう!」
      アンセルムがロイに水をかける。
      「やったなー!」
      ロイもアンセルムに水をかける。
      二人はそのまましばらく水をかけあって遊んでいた。

      ラナンの橋に親子連れが通る。
      「ママー、ロイ様と神官様が水遊びしてるよー」
      「しっ、見ちゃいけません」

      ・・・十数年後・・・

      国王ロイと魔導師長アンセルムは、二人で飲みに来ていた。今日はやけにエールが進む。
      「うはぁ!酔った酔った!」
      「そうだねー」
      そして帰宅する二人。ラナンの橋を通った時、不意にアンセルムが、
      「あ、俺さっきエールこぼしたわー!もう川で洗っちまえばいいよねー!」
      そう言って、川に入っていく。
      「あっアンセルム!危ないよ!」
      「ロイも来いよ!」
      「えぇ!?」
      アンセルムは川岸に来たロイを川に引きずり込んだ。二人してびしょ濡れである。
      そしてそこで急に我に返った。
      「どうしよう。嫁に怒られる...」
      「知らないよ...この服洗濯大変なんだから、どうしてくれるんだよ...」
      「あーあ」
      「あーあ」

      「なぁロイ。前にも似たようなことなかったか?」
      「うん、2回くらいあったね。」
      「こういうのをシキカンって言うんだっけか」
      「既視感だよね」
      「そうとも言うな」
      「僕たち全然学習してないね」
      「そうは言っても、どうしようもねぇよ」
      「それもそうだね」

      おしまい

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        • 2016.07.17 Sunday
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        コメント
        珠さんの企画ページから飛んできました。ロイ様とアンセルムさんらしいな〜とによによしながら読ませていただきました(o^^o)!
        • ぱいん
        • 2014/11/29 10:27 AM
        ぱいんさん、コメントありがとうございます。
        思えばこのあたりからロイとアンセルムがアホになりました^^
        • ヨハネス
        • 2014/12/01 2:13 PM
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