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マリアの物語 その48 ゴンサロの贈り物
- 2014.04.09 Wednesday
- 3代目マリア
- 18:21
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- -
- by ヨハネス
さて、朝食です。マールちゃんは今日もバカでかい魚をほおばります。
「ごちそうさまー! げふう!!」
「マールはいっぱい食べるなあ」
「えへへ、えらい? えらい?」
「ああ、えらいぞ」
「わーい! もっとたべる!!」
「おなか壊すからそれくらいにしておきなさい」
出かけようとするとゴンサロが呼び止めてきました。
「マリア、これ貰ってくれ」
「香水? いきなりどうして?」
「特に理由はないんだが……ぬいぐるみを買いにいった時に見つけてな、お前に似合うんじゃないかと思って。」
「嬉しい……大切にするわ」
(ヴぁああああああ!!ゴンサロがラナンの香りをくださったぁぁぁぁぁ!!ゴンサロがわたくしめにラナンの香りをくださったぁぁぁぁぁ!!!とハリー・ポッターから靴下をもらったドビーのように狂喜乱舞した中の人であった)
今日はフランシスと出かけます。
「姐さん、今日なんか女子力高い匂いしません? 香水っすか!?」
「やっぱりわかる? ゴンサロにもらったのよ。」
「あーやっぱりそうっすか! なんか姐さん嬉しそうでしたもん!」
「え、そんなに出てたかしら……?」
「まるわかりっす。香水1個でそんなに喜んで貰えるんなら、俺も嫁になんか土産買ってこうかなー」
自分では意識してないのですが、やっぱわかるみたいですね。
フランシスと別れ、ぶーらぶらしていると叔父のリンが一手申し込んできました。
「お前がどれだけ成長したか見せてもらおう」
「負けないわ!」
しかし……
空いていませんでした。
「あら残念」
「命拾いしたな」
「それはこっちのセリフよ」
リンと一手できなかったのでそのまま闘技場を後にします。大通りを眺めていると、おじミチェルさんが通りかかりました。
どうやら奥義を覚えられそうでしたが……
「イズミさんはいつも『ちょいちょいちょーいで覚えられるわよー』みたいに言ってたけど、やっぱりちょっと怖いなあ……」
「そう、じゃあ次の機会に」
「ごめんね」
仕方ありませんね。いつか叩き込みましょう。
夕方からジェロニモと飲みに行きました。
「誘ったの俺だけど俺金欠だし」
「それ、おごれってことなの?」
「へへへ……」
「もう、しょうがないわね! 今回だけよ!!」
「まじで!? 明日きっと雪だし」
「……そういうこと言うとおごらないわよ」
「ごめんなさい」
フィッシャーパイがあったので、ほおばります。今日は酒はやめておきましょう。
「俺、マリアさんとはやっぱ、一緒に飲める関係でよかったって思うし」
「そうね、あたしもそう思うわ」
「もしマリアさんと『そういう関係』になってたら、こうやって飲みに来ることもなかったじゃん?」
「そうね」
「俺が遊びに誘ってもかたくなだったし、もしかしてこの方がいいって見越して……」
「別に、あんたを『そういう目』で見られなかっただけよ」
「厳しいし……」
22日。
マールちゃんにちょっと質問。
「ママ大好き!! パパはもっと好き!!」
「そ、そう……」
「えへへ〜パパ〜♪」
なんか複雑な気持ちになりましたwww
まあいいや。
ゴンサロが話かけてきました。
「どうしてわかったの?」
「そりゃあ……お前の変化に気付かない訳がないだろう」
「嬉しい、ちゃんと気づいてくれて」
ええ、二人目です。
どんな子が生まれるか楽しみですね!!
その日の夜のこと。
「やっほーマリア! なんかいい香りするね!」
「ちょっと香水を、ね」
「ゴンサロのプレゼントかい?」
「そうよ」
「ゴンサロこの間、店の前であーでもないこーでもないって1刻くらい悩んでたよ。かわいい香水にするか、無難にブローチにするか、って。結局香水にしたんだね!」
「そうだったの……」
自分のために悩んでくれたのがなんだか嬉しくなりました。
寝る前に、ご飯の支度をしておきましょう。
今日はガブリエル(どう猛な魚?)が手に入ったので、大魚のグリルを作っておきましょう。
うん、でかい!!
次の日、23日。
さっそくマールちゃんが目を付けたwww
「マール……! 本当にそれ一人で食べるの!?」
「うん!!」
「食べきれなかったらお父さんにあげなさい」
「大丈夫!!」
マール、あれだけでかい大魚のグリルを完食。
「げふ……ごちそうさま!!」
「まあ……」
「マールすごいぞ! 大きくなったら大食い大会で優勝できるんじゃないか?」
「ほんと!? それすごい? えらい?」
「ああ!」
ゴンサロがマールに甘い……。
23日はほかには特に何もない実に平和な一日ですた。
めでたし。
「ごちそうさまー! げふう!!」
「マールはいっぱい食べるなあ」
「えへへ、えらい? えらい?」
「ああ、えらいぞ」
「わーい! もっとたべる!!」
「おなか壊すからそれくらいにしておきなさい」
出かけようとするとゴンサロが呼び止めてきました。
「マリア、これ貰ってくれ」
「香水? いきなりどうして?」
「特に理由はないんだが……ぬいぐるみを買いにいった時に見つけてな、お前に似合うんじゃないかと思って。」
「嬉しい……大切にするわ」
(ヴぁああああああ!!ゴンサロがラナンの香りをくださったぁぁぁぁぁ!!ゴンサロがわたくしめにラナンの香りをくださったぁぁぁぁぁ!!!とハリー・ポッターから靴下をもらったドビーのように狂喜乱舞した中の人であった)
今日はフランシスと出かけます。
「姐さん、今日なんか女子力高い匂いしません? 香水っすか!?」
「やっぱりわかる? ゴンサロにもらったのよ。」
「あーやっぱりそうっすか! なんか姐さん嬉しそうでしたもん!」
「え、そんなに出てたかしら……?」
「まるわかりっす。香水1個でそんなに喜んで貰えるんなら、俺も嫁になんか土産買ってこうかなー」
自分では意識してないのですが、やっぱわかるみたいですね。
フランシスと別れ、ぶーらぶらしていると叔父のリンが一手申し込んできました。
「お前がどれだけ成長したか見せてもらおう」
「負けないわ!」
しかし……
空いていませんでした。
「あら残念」
「命拾いしたな」
「それはこっちのセリフよ」
リンと一手できなかったのでそのまま闘技場を後にします。大通りを眺めていると、おじミチェルさんが通りかかりました。
どうやら奥義を覚えられそうでしたが……
「イズミさんはいつも『ちょいちょいちょーいで覚えられるわよー』みたいに言ってたけど、やっぱりちょっと怖いなあ……」
「そう、じゃあ次の機会に」
「ごめんね」
仕方ありませんね。いつか叩き込みましょう。
夕方からジェロニモと飲みに行きました。
「誘ったの俺だけど俺金欠だし」
「それ、おごれってことなの?」
「へへへ……」
「もう、しょうがないわね! 今回だけよ!!」
「まじで!? 明日きっと雪だし」
「……そういうこと言うとおごらないわよ」
「ごめんなさい」
フィッシャーパイがあったので、ほおばります。今日は酒はやめておきましょう。
「俺、マリアさんとはやっぱ、一緒に飲める関係でよかったって思うし」
「そうね、あたしもそう思うわ」
「もしマリアさんと『そういう関係』になってたら、こうやって飲みに来ることもなかったじゃん?」
「そうね」
「俺が遊びに誘ってもかたくなだったし、もしかしてこの方がいいって見越して……」
「別に、あんたを『そういう目』で見られなかっただけよ」
「厳しいし……」
22日。
マールちゃんにちょっと質問。
「ママ大好き!! パパはもっと好き!!」
「そ、そう……」
「えへへ〜パパ〜♪」
なんか複雑な気持ちになりましたwww
まあいいや。
ゴンサロが話かけてきました。
「どうしてわかったの?」
「そりゃあ……お前の変化に気付かない訳がないだろう」
「嬉しい、ちゃんと気づいてくれて」
ええ、二人目です。
どんな子が生まれるか楽しみですね!!
その日の夜のこと。
「やっほーマリア! なんかいい香りするね!」
「ちょっと香水を、ね」
「ゴンサロのプレゼントかい?」
「そうよ」
「ゴンサロこの間、店の前であーでもないこーでもないって1刻くらい悩んでたよ。かわいい香水にするか、無難にブローチにするか、って。結局香水にしたんだね!」
「そうだったの……」
自分のために悩んでくれたのがなんだか嬉しくなりました。
寝る前に、ご飯の支度をしておきましょう。
今日はガブリエル(どう猛な魚?)が手に入ったので、大魚のグリルを作っておきましょう。
うん、でかい!!
次の日、23日。
さっそくマールちゃんが目を付けたwww
「マール……! 本当にそれ一人で食べるの!?」
「うん!!」
「食べきれなかったらお父さんにあげなさい」
「大丈夫!!」
マール、あれだけでかい大魚のグリルを完食。
「げふ……ごちそうさま!!」
「まあ……」
「マールすごいぞ! 大きくなったら大食い大会で優勝できるんじゃないか?」
「ほんと!? それすごい? えらい?」
「ああ!」
ゴンサロがマールに甘い……。
23日はほかには特に何もない実に平和な一日ですた。
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