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マリアの物語 その49 神の赦し
- 2014.04.11 Friday
- 3代目マリア
- 23:17
- comments(0)
- -
- -
- by ヨハネス
さて、今日は何をしようかなーと思っていると、おじのミチェルさんがやってきました。
「なんとなく、あなたに教えてもらいたくて。奥義、教えてくれるかい?」
「もちろんよ」
「じゃあ、いこうか」
誓いの丘で奥義を伝授します!!
「これで奥義は貴方のものになったはずよ」
「ありがとう。イズミさんの言うとおりだった」
「ね。やってみるもんでしょう?」
その日の夕方のこと。
シズニのイマノルがミチェルさんの元を訪れました。
「ミチェル君……突然申し訳ないんだけど」
「イマノルさん? どうしたんです、難しい顔して」
「シズニ神官を、継いでくれないか? おれにはもう、時間がないんだ……」
「……わかりました、やりましょう。」
「ありがとう……」
「そういえば昔約束しましたね、神官は僕が交代するって」
「覚えていたのか」
「結局僕が結婚して、なかったことみたいになりましたけど、こうして約束を果たせる日が来るとは……思いませんでした」
「とんだ神の導き、だね」
こうしてシズニ神官をミチェルさんに引き継ぎ、14年ぶりに平服にもどったシズニのイマノル
恋人できたってひでえ選択肢だな!!
もうシズニのイマノルじゃあないんだな。なんて呼ぼうか。
「神官になったこと、友達にも言っておかなくちゃね」
えー、どこから突っ込もうかな……
まずその顔でシズニ神官はダメだwww某方を思い出すだろ!!
あと親子で神官とかなにやってんだ!!(息子はワイルド神官のアベラルド)
教会を出たところで、イマノルが飲みに誘ってきました。
「せっかく許されるようになったんだから、お酒飲みたくて……」
「いいわ」
しかし、なにもありませんでした。
「残念だな」
「また今度飲みにきましょう」
そしてハールをぱさぱさしだすイマノル
「酒場のテーブルで食べればいつものハールもおいしい気がするよ」
25日
「フィンのパイおいしい〜」
「そのパイもいいギート粉ないと作れないのよ」
「ギートってすごいね!!」
アベラルドがなにやら不穏な動きをしていました。
「なにしてるの?」
「べ、別になんでもねーよ!」
「……怪しい」
「……お花でも摘もうかと思ってさ」
「お花?」
「ほ、ほら、女の子ってのは、さ、お花とか、そうゆーの好きなんだろ?」
「そうね、もらって喜ばない人は少ないんじゃないかしら」
「そうか! よかった!」
26日。今日もマールちゃんはゴンサロについて歩いています。
「パパーべんきょうのこと教えてー」
「勉強もいいが、武術をやってみるのはどうだ? お母さんみたいに」
「ぶじゅつー? それってすごい?」
「もちろんだ。国を護れるんだぞ。」
「ぶじゅつかっこいいー!!」
朝食はしっかり取りましょう。
「おいしかったわよね、カロンパン」
「かろんぱん?」
「学校に行くようになったら食べられるぞ」
「たのしみー!!」
なんだか顔色の悪いイマノルに出会いました。
「病気には看病スープよ」
「あれ……クッソマズイよね……」
「嫌なら病気にならないようにすることね」
「そうだね、でも……」
「?」
「病気になるまで働けるって、なんか楽しい」
ぶーらぶらしていると、ジェロニモがなめてかかってきました
「なんか今日はイケる気がするし」
「……言ったわね。」
「……なんか……寒気したし……」
ドカッ!! グシャッ!! バキッ!!
ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ……
フルボッコにしてやりました☆
「顔洗って出直してきなさい!!」
「厳しいし……」
27日。
「やっぱり、活発な子がいいな」
「マールとも仲良く遊んでたら、かわいいわね」
「楽しみだな」
冬至なのでウィンターミールを食べておきましょう。
「パパママ何たべてるの?」
「ウィンターミールよ、冬至だから」
「みんたーみーる?」
「一口食べるか?」
「うん!!」
もぐもぐ……
「まっずい……おいしくないのにみんたーみーる食べるのなんで? なんで?」
「伝統、かしら?」
「これを食べないと冬って感じがしないんだよな」
なんとなく酒場に入ってみると、今日もイマノルがいました。
「せっかくここに入り浸れるようになったんだから、来なきゃ損じゃないか」
「こんどおごってあげるから、一緒に飲みましょう」
「本当かい? 楽しみだな」
28日。フランシスと遊びに行きます。
「姐さん……今度嫁にプレゼントあげようと思うんすけど……」
「何を?」
「クサ草(変な臭いの草)」
「それは……遠慮すると思うわ」
「まじすかー!? かっけーのに! いやあ、姐さんの意見聞けてよかったっす!! 友情万歳!」
29日。SSがなかった。
たぶん実に平和な一日でした。
30日。
約束の時間までまだあるので、新シズニ神官ミチェルさんのお仕事をそっと見守ります。
今日はゴンサロとデートなのです。
ゴンサロの希望で墓地へ。
「生まれ変わっても……考えておくわね」
「(・ω・`)」
「冗談よ。たぶん、何度生まれ変わっても、あたしたちは結ばれるんだと思う」
「そうだといいな。来世も、その次も。」
家族へのあいさつで、一年を締めくくります。
来年もよろしくね!!
・・・・・・・・・・・・
シズニのイマノルがやっと還ってこれました。
しかし添い遂げようとした恋人はもうすでに神々の元へと導かれてしまいました。せめて子供は無理でも、添い遂げてほしかったのに……。
しばし神に自由を許されたイマノルを、見守っていきたいと思います。
「なんとなく、あなたに教えてもらいたくて。奥義、教えてくれるかい?」
「もちろんよ」
「じゃあ、いこうか」
誓いの丘で奥義を伝授します!!
「これで奥義は貴方のものになったはずよ」
「ありがとう。イズミさんの言うとおりだった」
「ね。やってみるもんでしょう?」
その日の夕方のこと。
シズニのイマノルがミチェルさんの元を訪れました。
「ミチェル君……突然申し訳ないんだけど」
「イマノルさん? どうしたんです、難しい顔して」
「シズニ神官を、継いでくれないか? おれにはもう、時間がないんだ……」
「……わかりました、やりましょう。」
「ありがとう……」
「そういえば昔約束しましたね、神官は僕が交代するって」
「覚えていたのか」
「結局僕が結婚して、なかったことみたいになりましたけど、こうして約束を果たせる日が来るとは……思いませんでした」
「とんだ神の導き、だね」
こうしてシズニ神官をミチェルさんに引き継ぎ、14年ぶりに平服にもどったシズニのイマノル
恋人できたってひでえ選択肢だな!!
もうシズニのイマノルじゃあないんだな。なんて呼ぼうか。
「神官になったこと、友達にも言っておかなくちゃね」
えー、どこから突っ込もうかな……
まずその顔でシズニ神官はダメだwww某方を思い出すだろ!!
あと親子で神官とかなにやってんだ!!(息子はワイルド神官のアベラルド)
教会を出たところで、イマノルが飲みに誘ってきました。
「せっかく許されるようになったんだから、お酒飲みたくて……」
「いいわ」
しかし、なにもありませんでした。
「残念だな」
「また今度飲みにきましょう」
そしてハールをぱさぱさしだすイマノル
「酒場のテーブルで食べればいつものハールもおいしい気がするよ」
25日
「フィンのパイおいしい〜」
「そのパイもいいギート粉ないと作れないのよ」
「ギートってすごいね!!」
アベラルドがなにやら不穏な動きをしていました。
「なにしてるの?」
「べ、別になんでもねーよ!」
「……怪しい」
「……お花でも摘もうかと思ってさ」
「お花?」
「ほ、ほら、女の子ってのは、さ、お花とか、そうゆーの好きなんだろ?」
「そうね、もらって喜ばない人は少ないんじゃないかしら」
「そうか! よかった!」
26日。今日もマールちゃんはゴンサロについて歩いています。
「パパーべんきょうのこと教えてー」
「勉強もいいが、武術をやってみるのはどうだ? お母さんみたいに」
「ぶじゅつー? それってすごい?」
「もちろんだ。国を護れるんだぞ。」
「ぶじゅつかっこいいー!!」
朝食はしっかり取りましょう。
「おいしかったわよね、カロンパン」
「かろんぱん?」
「学校に行くようになったら食べられるぞ」
「たのしみー!!」
なんだか顔色の悪いイマノルに出会いました。
「病気には看病スープよ」
「あれ……クッソマズイよね……」
「嫌なら病気にならないようにすることね」
「そうだね、でも……」
「?」
「病気になるまで働けるって、なんか楽しい」
ぶーらぶらしていると、ジェロニモがなめてかかってきました
「なんか今日はイケる気がするし」
「……言ったわね。」
「……なんか……寒気したし……」
ドカッ!! グシャッ!! バキッ!!
ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ……
フルボッコにしてやりました☆
「顔洗って出直してきなさい!!」
「厳しいし……」
27日。
「やっぱり、活発な子がいいな」
「マールとも仲良く遊んでたら、かわいいわね」
「楽しみだな」
冬至なのでウィンターミールを食べておきましょう。
「パパママ何たべてるの?」
「ウィンターミールよ、冬至だから」
「みんたーみーる?」
「一口食べるか?」
「うん!!」
もぐもぐ……
「まっずい……おいしくないのにみんたーみーる食べるのなんで? なんで?」
「伝統、かしら?」
「これを食べないと冬って感じがしないんだよな」
なんとなく酒場に入ってみると、今日もイマノルがいました。
「せっかくここに入り浸れるようになったんだから、来なきゃ損じゃないか」
「こんどおごってあげるから、一緒に飲みましょう」
「本当かい? 楽しみだな」
28日。フランシスと遊びに行きます。
「姐さん……今度嫁にプレゼントあげようと思うんすけど……」
「何を?」
「クサ草(変な臭いの草)」
「それは……遠慮すると思うわ」
「まじすかー!? かっけーのに! いやあ、姐さんの意見聞けてよかったっす!! 友情万歳!」
29日。SSがなかった。
たぶん実に平和な一日でした。
30日。
約束の時間までまだあるので、新シズニ神官ミチェルさんのお仕事をそっと見守ります。
今日はゴンサロとデートなのです。
ゴンサロの希望で墓地へ。
「生まれ変わっても……考えておくわね」
「(・ω・`)」
「冗談よ。たぶん、何度生まれ変わっても、あたしたちは結ばれるんだと思う」
「そうだといいな。来世も、その次も。」
家族へのあいさつで、一年を締めくくります。
来年もよろしくね!!
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シズニのイマノルがやっと還ってこれました。
しかし添い遂げようとした恋人はもうすでに神々の元へと導かれてしまいました。せめて子供は無理でも、添い遂げてほしかったのに……。
しばし神に自由を許されたイマノルを、見守っていきたいと思います。
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