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マリアの物語 その59 橙色の波紋
- 2014.11.14 Friday
- 3代目マリア
- 17:16
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- -
- by ヨハネス
「見て見て! 未来の工芸家、ヘレンちゃんの特製ドレスよ! この日のために頑張っちゃったんだから☆」
「ヘレーーン!! すごく、すごく綺麗だよ!!」
末永くお幸せに!!
さて、9日といえば選抜戦が始まる日ですね!
今年の出場者を見てみましょう。
9日
VS
10日
VS
11日
VS
12日
VS
13日
VS 9日の勝者
14日
VS 10日の勝者
15日
VS 11日の勝者
16日
VS 12日の勝者
まあ例にもれず何でお前出てきたんだっていう皆さんが一定数いますね。優勝候補はクレミーさん、ジョーハンナさん、ダッドさんといったところでしょうか。
それにしても、アントニンやディエゴさんも出ていますね! 優勝は難しいでしょうが、応援しときましょう。
さて、今日はさっそくディエゴさんとマジョレーヌさんの試合です。
「僕の美技についてこれるかな?」
「魔導師だった母さんの名にかけて、負けられない」
さて、試合開始直後から大接戦を繰り広げました。
マジョレーヌさんが決めたと思うと、ディエゴさんが追い付き、またマジョレーヌさんが追い越し、ディエゴさんが抜きんで……
若干ディエゴさんが優位かな? といったところで試合は終盤に差し掛かります。
このままいけばディエゴさんの勝利が決まる、と思ったその時でした。
おおっと! 残り1秒でマジョレーヌさんが同点に追いつきました!
両者同点のため、勝者の判定はアスター神に委ねられます。
観客もそれぞれの応援する選手の勝利を祈ります……
そして。
ディエゴさんの勝利となりました!! おめでとう!!
(ほんとこれカッコイイな、初めてアベちゃんのことカッコイイと思った中の人であった)
闘技場から出ると、今日勝利したディエゴさんが声をかけてきました。
「やあ! 今日は僕のために祝杯をあげてくれないかい!?」
「いいけど」
「さすが姐さんだね! ……で、だけど」
「なによその目は……わかってるわよ、今日くらいおごるわ、初戦勝利おめでと。」
「さっすが姐さん! 君の瞳に映った僕の瞳に乾杯☆」
一緒におしゃべりしながらコロッケをいただきます。
「やっぱりアスター神様も僕のかっこよさと美しさをわかってくださったというか、この美しい僕から繰り出される美技はやはり神までも魅了してしまうということがわかって、僕は僕の信じる美しさが正しいということにさらに確信を得ることができて本当にそれは勝利よりも嬉しいことであって、このb
さて、10日です。
アストルは牧場のにおいがあまり好きではないようです。
「お姉ちゃんは牧場好き?」
「もちろん! ラダかわいいよー?」
「ラダだったらぬいぐるみがいい……」
今日は朝からフランクさんとお出かけです。
「さて、今日も見回りして、訓練して」
「当たり前の日常だけど、それがありがたいのよね」
今日は8日の劇でダロス役だったオージアスさんと、マリアの従姉妹で劇のアルマ役をやったアレクシアさんの結婚式です。
オージアスさんはゴド役の常連ケリーさんの息子でもあります。
やめろぉ……やめるんだ……! それ以上たれ目を増やすなァ……!
さて、教会から出るとカピトリーナさんがいました。
どうやら奥義を覚えられそうです。
殴りあいの結果!
「いたた……そんなに思いっきりやることないじゃないの」
「ごっめん、ちょっと加減を間違えたわ」
見事に奥義を覚えることができました。
10日の試合。
VS
従兄弟のクレミーさんとジョーハンナさん。優勝候補同士が初戦で当たってしまいました。
試合開始後、先手を打ったのはジョーハンナさんでした。
しかしそこからクレミーさんの猛反撃が始まりました。
点差はみるみるうちに逆転し、クレミーさん優勢になってきました。
ジョーハンナさんも負けじと、得意の剣技で対抗します。
そこはクレミーさん、落ち着いて対応します。
ジョーハンナさんも諦めません。親衛隊一族カーク家の名にかけて、ここで負けるわけにはいきません。
おおっと、追い付くか!?
と思ったのもつかの間、クレミーさんの押しの強さには結局敵いませんでした。
クレミーさんの勝利です。
11日!! ついにこの日がやってきました。
エクレストン家に待望の赤ちゃんが産まれます!
朝からそわそわと落ち着かない雰囲気に、アストル君も心配して声をかけてくれました。
「ママ大丈夫……?」
「もうすぐ弟か妹に会えるのよ。大丈夫、心配しないで」
「うん! 応援してる! 僕ここにいるよ!」
「ありがとう……」
イスカの乙女様がやってきて、出産が始まります。
「お、俺もそばにいるぞ!」
アストルとゴンサロ、二人の応援で元気がでてきました。
おや、アストル君びっくりしたのかどこかに走って行ってしまいました。
そして……
「ええぇええ!? ふええええええ!!?」
イスカの乙女様の悲鳴。
生まれてきたのは、オレンジ色の髪の男の子でした。
え、オレンジ?
ご存じのとおり、うちは赤毛と黒髪の夫婦です。
何度見直してもオレンジ色なんですよねえ。
なんとも微妙な空気が流れます……
そんな中、出産祝いにいろんな人がやってきます。
真っ先にやってきたのはアスター神官のアベラルド。
「マリアさーん! 赤ちゃん生まれたって聞いたんすけど……」
「……あれ? なんか気まずい雰囲気すか?」
同級生のエムさんもやってきました。
「出産おめでとー、かわいいわね」
「ありがと」
「イケメンになりそうねえ、うふふ」
闘士のホセさんもやってきました。
「おや、きれいなオレンジの髪じゃあないか」
「……そうね」
「気に入らない?」
「そんなんじゃあないけど……」
「先々代の王様はきれいなオレンジの髪だったよ。きみのおじいさんだろう? ドミニク様の加護だよ、きっと」
さて、11日の試合です。
VS
優勝候補の一人、ダッドさんと、新成人に毛が生えた程度の能力しかないフロランスさん。
……結果はわかりきったようなものですが……。
さて、試合が始まってみると、どうも顔色が悪いダッドさん。どうやら体調が良くないようです。
しかし、そんなハンデをものともせず、試合はダッドさんのペースで進んでいきます。
フロランスさん、全く歯が立ちませんでした。ダッドさんの勝利です。
12日、夏至の日です。げしげし!
「冬も昼が長かったら冬でもいっぱい遊べるのにねー」
「ねー」
今日はゴンサロと墓地へ出かけています。
「お前はなにか気にしているようだが、俺はあの子の髪のことは何も気にしていないし、お前が何か不徳をはたらくとも思っていない。髪の色など取るに足らないことだぞ。」
「そう」
「ホセさんが言っていたように、あの子の髪はドミニク様の加護なのだろうからな」
今日はちょっぴり長めのキスをしました。
さて、12日の試合です。
VS
ジョーディさんとソレンヌさん。レベル的にはソレンヌさんが優勢です。
試合開始直後から、ソレンヌさんのペースでした。一瞬ジョーディさんが追い付いたシーンも見られたものの、逆転には至らず。
ベテランの意地を見せつけた、ソレンヌさんの勝利です。
「ヘレーーン!! すごく、すごく綺麗だよ!!」
末永くお幸せに!!
さて、9日といえば選抜戦が始まる日ですね!
今年の出場者を見てみましょう。
9日
VS
10日
VS
11日
VS
12日
VS
13日
VS 9日の勝者
14日
VS 10日の勝者
15日
VS 11日の勝者
16日
VS 12日の勝者
まあ例にもれず何でお前出てきたんだっていう皆さんが一定数いますね。優勝候補はクレミーさん、ジョーハンナさん、ダッドさんといったところでしょうか。
それにしても、アントニンやディエゴさんも出ていますね! 優勝は難しいでしょうが、応援しときましょう。
さて、今日はさっそくディエゴさんとマジョレーヌさんの試合です。
「僕の美技についてこれるかな?」
「魔導師だった母さんの名にかけて、負けられない」
さて、試合開始直後から大接戦を繰り広げました。
マジョレーヌさんが決めたと思うと、ディエゴさんが追い付き、またマジョレーヌさんが追い越し、ディエゴさんが抜きんで……
若干ディエゴさんが優位かな? といったところで試合は終盤に差し掛かります。
このままいけばディエゴさんの勝利が決まる、と思ったその時でした。
おおっと! 残り1秒でマジョレーヌさんが同点に追いつきました!
両者同点のため、勝者の判定はアスター神に委ねられます。
観客もそれぞれの応援する選手の勝利を祈ります……
そして。
ディエゴさんの勝利となりました!! おめでとう!!
(ほんとこれカッコイイな、初めてアベちゃんのことカッコイイと思った中の人であった)
闘技場から出ると、今日勝利したディエゴさんが声をかけてきました。
「やあ! 今日は僕のために祝杯をあげてくれないかい!?」
「いいけど」
「さすが姐さんだね! ……で、だけど」
「なによその目は……わかってるわよ、今日くらいおごるわ、初戦勝利おめでと。」
「さっすが姐さん! 君の瞳に映った僕の瞳に乾杯☆」
一緒におしゃべりしながらコロッケをいただきます。
「やっぱりアスター神様も僕のかっこよさと美しさをわかってくださったというか、この美しい僕から繰り出される美技はやはり神までも魅了してしまうということがわかって、僕は僕の信じる美しさが正しいということにさらに確信を得ることができて本当にそれは勝利よりも嬉しいことであって、このb
さて、10日です。
アストルは牧場のにおいがあまり好きではないようです。
「お姉ちゃんは牧場好き?」
「もちろん! ラダかわいいよー?」
「ラダだったらぬいぐるみがいい……」
今日は朝からフランクさんとお出かけです。
「さて、今日も見回りして、訓練して」
「当たり前の日常だけど、それがありがたいのよね」
今日は8日の劇でダロス役だったオージアスさんと、マリアの従姉妹で劇のアルマ役をやったアレクシアさんの結婚式です。
オージアスさんはゴド役の常連ケリーさんの息子でもあります。
やめろぉ……やめるんだ……! それ以上たれ目を増やすなァ……!
さて、教会から出るとカピトリーナさんがいました。
どうやら奥義を覚えられそうです。
殴りあいの結果!
「いたた……そんなに思いっきりやることないじゃないの」
「ごっめん、ちょっと加減を間違えたわ」
見事に奥義を覚えることができました。
10日の試合。
VS
従兄弟のクレミーさんとジョーハンナさん。優勝候補同士が初戦で当たってしまいました。
試合開始後、先手を打ったのはジョーハンナさんでした。
しかしそこからクレミーさんの猛反撃が始まりました。
点差はみるみるうちに逆転し、クレミーさん優勢になってきました。
ジョーハンナさんも負けじと、得意の剣技で対抗します。
そこはクレミーさん、落ち着いて対応します。
ジョーハンナさんも諦めません。親衛隊一族カーク家の名にかけて、ここで負けるわけにはいきません。
おおっと、追い付くか!?
と思ったのもつかの間、クレミーさんの押しの強さには結局敵いませんでした。
クレミーさんの勝利です。
11日!! ついにこの日がやってきました。
エクレストン家に待望の赤ちゃんが産まれます!
朝からそわそわと落ち着かない雰囲気に、アストル君も心配して声をかけてくれました。
「ママ大丈夫……?」
「もうすぐ弟か妹に会えるのよ。大丈夫、心配しないで」
「うん! 応援してる! 僕ここにいるよ!」
「ありがとう……」
イスカの乙女様がやってきて、出産が始まります。
「お、俺もそばにいるぞ!」
アストルとゴンサロ、二人の応援で元気がでてきました。
おや、アストル君びっくりしたのかどこかに走って行ってしまいました。
そして……
「ええぇええ!? ふええええええ!!?」
イスカの乙女様の悲鳴。
生まれてきたのは、オレンジ色の髪の男の子でした。
え、オレンジ?
ご存じのとおり、うちは赤毛と黒髪の夫婦です。
何度見直してもオレンジ色なんですよねえ。
なんとも微妙な空気が流れます……
そんな中、出産祝いにいろんな人がやってきます。
真っ先にやってきたのはアスター神官のアベラルド。
「マリアさーん! 赤ちゃん生まれたって聞いたんすけど……」
「……あれ? なんか気まずい雰囲気すか?」
同級生のエムさんもやってきました。
「出産おめでとー、かわいいわね」
「ありがと」
「イケメンになりそうねえ、うふふ」
闘士のホセさんもやってきました。
「おや、きれいなオレンジの髪じゃあないか」
「……そうね」
「気に入らない?」
「そんなんじゃあないけど……」
「先々代の王様はきれいなオレンジの髪だったよ。きみのおじいさんだろう? ドミニク様の加護だよ、きっと」
さて、11日の試合です。
VS
優勝候補の一人、ダッドさんと、新成人に毛が生えた程度の能力しかないフロランスさん。
……結果はわかりきったようなものですが……。
さて、試合が始まってみると、どうも顔色が悪いダッドさん。どうやら体調が良くないようです。
しかし、そんなハンデをものともせず、試合はダッドさんのペースで進んでいきます。
フロランスさん、全く歯が立ちませんでした。ダッドさんの勝利です。
12日、夏至の日です。げしげし!
「冬も昼が長かったら冬でもいっぱい遊べるのにねー」
「ねー」
今日はゴンサロと墓地へ出かけています。
「お前はなにか気にしているようだが、俺はあの子の髪のことは何も気にしていないし、お前が何か不徳をはたらくとも思っていない。髪の色など取るに足らないことだぞ。」
「そう」
「ホセさんが言っていたように、あの子の髪はドミニク様の加護なのだろうからな」
今日はちょっぴり長めのキスをしました。
さて、12日の試合です。
VS
ジョーディさんとソレンヌさん。レベル的にはソレンヌさんが優勢です。
試合開始直後から、ソレンヌさんのペースでした。一瞬ジョーディさんが追い付いたシーンも見られたものの、逆転には至らず。
ベテランの意地を見せつけた、ソレンヌさんの勝利です。
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