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    • 2016.07.17 Sunday
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    マリアの物語 その70 決意の朝

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      こんにちは! 年末ですね!

      25日、エクレストン家はギートの話で盛り上がっています。

      「じゃあふゆをこさないポトやニゴはおいしくないってか」
      「それは……」
      「ポトやニゴは冬を『越せない』んだ。冬を越しておいしくなるのはギートであって、植物すべてに当てはまる話じゃない。おいしくなり方が違うんだ。」
      「ふうん」

      偏屈なガスパールも、納得したようです。
      今日はフランシスとお出かけしています。
      「姐さん最近……なんかあったんすよね?」

      「ゴンサロがね、あたしに親衛隊を辞めろって言うの。国を守る役目も、全部俺によこせって。あたしがそんなに力不足だっていうの?」
      「うーん……それはちょっと違うんじゃないすかね?」
      「何がよ。」
      「……姐さん、男ってのは、惚れた女は自分の手で守り抜きたいって思う生き物なんすよ。危険な目にはあってほしくない。傷ついてほしくない。だから、昔俺だってカピトリーナと一緒に大会に出て、あいつが戦士になるのを止めたかったんす。……結局あいつと当たる前に負けちゃいましたけど。」
      「……」
      「姐さんがこの国で一番強い戦士だってことくらい、ゴンサロの兄貴だってわかってますよ。それでも、姐さんを一人の女性として護りたくて、戦士として姐さんの代わりになれるように鍛えぬいて、闘士候補になって……いい旦那さんじゃないすか! ゴンサロの兄貴の気持ち、受け取ってあげてください。」
      「でも……」
      「親衛隊員じゃなくたって、姐さんは姐さんじゃないすか! 何の心配もありませんよ!」
      「……そうね、ありがと」

      親衛隊に未練がないわけではありませんが、ゴンサロのいう通りにするのも悪くない……そう思えるマリアなのでした。

      昼過ぎ。やたらめかしこんだアベラルドが、あいさつしてきました。

      「あんたが健やかじゃなさそうだけど、大丈夫?」
      「大丈夫っす! お、女の人とでかけるのって、なんでこんなに緊張するんすかねえ!」

      これからデートですか。こっそりついて行ってみましょう。

      どうやら還俗を決意したようですね。

      夜、近所のジャニスちゃんを誘って飲みに行きました。

      「無理しなくていいのよ!? あたし、あんたの何十倍も持ってるのよ?」
      「いいのいいの!! あたし、今誰かにおごりたい気分なの! おごられてよ!」

      ジャニスさんはさっさとお金を払ってくれてしまいました。

      「あたし、もうすぐ結婚するかもだから〜」
      「そうなの? おめでとう。」
      「まだ婚約したわけじゃないんだけどね。プジョールったら、いつまで待たせる気なのかしら?」

      26日。水車小屋見学の日です。

      「すいしゃってかっこいいもんだとおもってたが『すいしゃごや』ってそんなにさむいのか」
      「寒いよー、毎年何人か凍る人が出るよ」
      「んなわけねえだろ」
      「ばれたか」

      今日はゴンサロとラナンの橋へ。

      「あたし、親衛隊辞めることにしたわ」
      「……いいのか?」
      「ええ」
      「そうか……ありがとう」

      年明け、親衛隊候補であるダッドさんが農場員でなければ、彼に親衛隊の座を引き渡します。

      27日。
      みんたーみーるが美味しくなかったこと以外特に変わったことは何もありませんでした。

      28日。

      ジャニスちゃんが婚約していました!!

      「婚約、したのね」
      「もう待てなくって! こっちからプロポーズしちゃったのよ!」
      「ふふ、いいと思うわ」
      「結婚式には来てね、絶対よ!」
      「11日でしょ、絶対行くわ。」

      (初期国民姓であるパーソンを残してもらいました。ブラッチェはこれで滅びますが、手動移民の姓なのでまあいいでしょう。)

      マールもお出かけのようなので、こっそり見守ってみます。

      お相手は同級生のイシュルメくん。
      アストルはなんだか居心地が悪いのか、そっと精霊の木を後にしていました。

      29日。

      公衆浴場へと誘われました。行きましょう。

      「ゴンサロ」
      「ん?」
      「ありがと……あたしのこと、想ってくれて」
      「当然のことをしているだけだ……愛してる」
      「ええ、あたしも」

      身も心もぽかぽかに温まりました。

      それから今日は、悲しいお知らせも入っていました。
      「こわーいしんえいたいちょー」としてエクレストン家でも話題になったことがある、親衛隊長のウェンディさんが危篤だというのです。
      急いでお見舞いに向かいます。

      「あたしの後任……クレミーよね」
      「ええ」
      「あたしの息子は……そんな、ヤワな育て方してないから……きっと、役に立つから……あ、そうだ」
      「?」
      「あんた……モレの花、荒らすワルガキ叱るの、ちゃんと……やってよね」
      「わかったわ、心配しないで」

      喪主は新親衛隊員でもある従兄弟のクレミーです。

      母と同じ制服に身を包んだクレミーは、いっそう背筋を伸ばして凛と立っていました。
      まるで旅立つ母に心配させないようにしているようでした。

      葬儀のあと。

      新しい親衛隊長となったフランクさん。一緒に飲みに誘われます。行きましょう。

      今日はコロッケをほおばります。

      「フランクさん。あたし、親衛隊を引退しようと思うんです。」
      「そっか……そうだよね、勇者になった人は大抵引退しちゃうし、いいんだけど……」
      「ごめんなさい、隊長がいなくなったところなのに……」
      「いや、違うんだ、そうしたら男子率半端ないなあ、って。君が抜けてダッドくん入ったら……100%だよ?」
      「同性同士じゃ、気楽でいいんじゃないの?」
      「うーん、そうなんだけど……違うんだよ……花が欲しいんだよ……」
      「そういうものなの?」
      「そういうものなのさ。」

      30日!!
      一年の締めくくりの日、ということで……

      「ねえ、エールもらえる? もちろん99本よ!」
      「きゅ……! へ、へい、ただいま! まいどあり!」

      店の人がドン引きするほど買い込んだエールを……
      配る!
      配る!!
      配る!!!

      通りすがりの酒場店主、いつもお世話になっている親友、それからゴンサロ、いつのまにか還俗していたアリーナさんにも、年の終わりのお祝いエールをぶち込みます!!


      みんな見事に酔っぱらってくれましたねえ!!
      良いお年を!!

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