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マリアの物語 その71 新しい自由
- 2015.01.07 Wednesday
- 3代目マリア
- 02:33
- comments(0)
- -
- -
- by ヨハネス
心配して迎えに来てくれたゴンサロにちゅーされました。
「……酒臭いぞ」
「うん……ちょっとね……」
「もうすぐ子供も生まれるんだ、ほどほどにしておけよ。」
「わかってるわよ、そんなこと……」
そういえばゴンサロが農場副代表になっていました。
「ちょっと働きすぎたようだ」
「昔のあたしと同じことしてんじゃないわよ」
今年はマールが成人します。
「うん、じゃあパパよりがんばる!」
「ふふ、期待してるわ」
ちょっぴりマールに引き継いでみましょう。
今年の新成人であるマールの同級生は……
闘士ホセさんの息子、イシュルメさん。
マリアの同級生のディエゴさんとエムさんの娘、バーサさん。
システム移民同士の子、アルジーさんは、イシュルメさんの叔父にあたります。
酒場店主も務めたジョアンさんの娘タルラーさん。マリアの友人ジャニスさんの従姉妹にあたります。(そしてパーソン家残せる人がいたことに今更気づく)
マリアの親友フランシスとカピトリーナさんの息子、トマ・ルイさん。
セオフィラスとエヴィータさんの息子ヤスミンさん。
親衛隊正候補ダッドさんの娘、クラリーチェさんも今年成人です。
なんとこんなにいるのに全員友人! この男子4人の中からマールは誰を選ぶのでしょうね!
(できればアルジーくんはやめてください切実に)
成人式が終わったら……
新成人のみなさんや保護者のみなさんにエールを配りましょう!
お、ヤスミン君手が早いですね。さっそくタルラーさんと付き合ってるんですね。
まあまあ、一杯どうですか……
――とっても愉快なことになりました。
おっと、大事なことを忘れてはいけませんね。
ちょうど成人式に参加していた親衛隊候補のダッドさんを追いかけました。親衛隊の引継ぎです。
「……制服、似合ってるわよ。姉さんやみんなをお願いね。」
「はい」
「あと……」
「あと?」
「モレの花を荒らす子供がいたら、しっかり懲らしめてよね」
こうしてマリアは親衛隊を引退、新居はダロス区になりました。
「ところで一杯……いる?」
「いただきます!」
新年早々大通りが酔っ払いだらけになりました。
さて、夕方からは入学式です。
今年の新入生はレーン君一人です。
8人卒業して1人入学。ずいぶん生徒数も減ってしまいますね。
2日。新居での初めての朝食です。
「普通の家、久しぶりだね。小さいころ普通の家に住んでたことがあるのはわたしだけだっけ?」
「アストルもだけど……赤ちゃんだったから覚えてないわよね。」
「ねえママ、おやしき買わないの? ぼく、大きいおうちがいいな。」
「アストルが大きくなったら自分で買えるようになりなさい。」
今日は危篤のお知らせもありました。
マリアの親友であるドゥーガルさんの父、フィルさんです。
新年早々フランシスとお出かけ。
「姐さん、親衛隊引退したんすね」
「ええ。思ったよりもずっと、すがすがしいというか……悪くないわ。」
「そうだ姐さん、せっかく自由になったんすから、料理大会出てくださいよ! また姐さんの酒場で飲みたいっす!!」
「それもいいかもしれないわね。」
「やった、楽しみにしてますよ!」
「店主に選ばれるかどうかはまだわからないわよ? あたし、そこまで料理はうまくないもの。」
夕方、フィルさんの葬儀へ。
冗談で入れたサカモト姓を残してくれてしまい、たれ目を増やしてくれたくせに5系は残さずという極端な人でした。
4回出場した選抜戦もすべて初戦敗退、おいしくない料理で料理大会出場など、クールなふりをして意外とお祭り好きな面もあったフィルさん。本当にお疲れ様でした。
3日。危篤のお知らせが続きます。
元カルナの乙女のティビーさん。
まだ18歳なのに……切ないです。
喪主は一人娘のナンさんでした。
4日。料理大会の日。
悲しいお知らせが続きましたが、今日は新たな命の誕生の知らせが舞い込んできました。
親友ドゥーガルさんとベアトリスさん夫婦のところです。二人目の子供です。
「出産おめでと」
「ありがとう。……この子ね、姐さんからちょっとお名前をもらったの。強くて優しい子になってほしいから……」
「そうなの? なんだかちょっと照れくさいわね。」
(鍛え方がココロ一辺倒。おとうさんと同じ鍛え方をしている)
ドゥーガルさんも嬉しそうです。
「姐さん、みましたか赤ちゃん! 僕にそっくりでかわいいんです!」
そんな二人自慢の子供は……
マリアンちゃんという女の子でした。性格はなんとみんなのアイドル! お父さんそっくりの赤毛がかわいいですね。
(初期国民を除けばおそらく我が国初の国産みんドルである。)
カルナの乙女が変わっていました。
今は恋人はいませんが、お試し引き継ぎの時付き合っていたアルジーさんと付き合いだすのも時間の問題でしょう。
昼。料理大会に出る前に、ゴンサロとデートの約束でした。
試合の時と同じように、ちゅーをして気合を入れたら……
夕方。料理大会です。今年もアスター神官アベラルドの威勢のいい声が豊穣の広場に響きます。
「お前らーーーーーーッ!!!! 酒場店主になりたいかーーーーーーッ!!!」
「イエーーーーイ!!!」
今年の参加者はマリアのほか、親友ローレンさんや新成人ヤスミンさんがいます。
参加者みんな思い思いの料理を作っています。
さて、評価の方に移りましょう。
まずはマリア。
「これはうめェーー!! 教科書に載せたくなるほど適度でバランスのいい味付け! そこはかとなく感じるおふくろの味ッ!! さすがの安定感だぜ!」
「ありがと」
プジョールさん。
「うん、うめえな! これだったら毎日食べられるぜ!」
「やったね!」
「ま、金出して食うほどでもねえかな」
「」
マリアの親友、ローレンさん。
「こ、これは……!」
「!?」
「うっ、俺の母ちゃんこんなうまいの作れなかったのに、なぜか感じる懐かしさ……! 口に広がる豊かな風味、素材の良さがしっかり生きてるぜ……!! それに見た目の芸術性! まるで、食の美術館だぜ……ッ!!」
「神官様、泣かないで!」
元アスター神官のブラットさん。
「素晴らしいッ! 非の打ちどころがねえッ!! 盛り付けから味まで、完璧すぎるくらい完璧だぜェーー!」
「アスター神官の経験を生かしました。やはり、料理はこうでなくてはいけませんね。」
今年の新成人、ヤスミンさん。
「あー……はじめてにしては上出来だな。まずまずってとこじゃねーの?」
「まじかー……料理上手な男はモテるとふんだんだけどなー」
「これじゃあモテねえよ」
「ですよね」
さて、候補者は3人に絞られました。誰が選ばれるでしょうか。
……ドゥルルルルル……ッジャーーン!!
ローレンさんでした!! おめでとうございます!!
優勝したローレンさん。
「優勝おめでと。悔しいけど、神官様泣かせたら仕方ないわね。」
「ありがとう。でも、まさかあんなにいい評価してくれると思わなかったから……そんなによかったのかな?」
「あの子は嘘つかないわよ。だからきっとあんたの料理は泣くほどおいしいのね。お店、楽しみにしてるわ。」
「まかせて!」
今年は残念でしたが……きっとリベンジしましょう!
「……酒臭いぞ」
「うん……ちょっとね……」
「もうすぐ子供も生まれるんだ、ほどほどにしておけよ。」
「わかってるわよ、そんなこと……」
そういえばゴンサロが農場副代表になっていました。
「ちょっと働きすぎたようだ」
「昔のあたしと同じことしてんじゃないわよ」
今年はマールが成人します。
「うん、じゃあパパよりがんばる!」
「ふふ、期待してるわ」
ちょっぴりマールに引き継いでみましょう。
今年の新成人であるマールの同級生は……
闘士ホセさんの息子、イシュルメさん。
マリアの同級生のディエゴさんとエムさんの娘、バーサさん。
システム移民同士の子、アルジーさんは、イシュルメさんの叔父にあたります。
酒場店主も務めたジョアンさんの娘タルラーさん。マリアの友人ジャニスさんの従姉妹にあたります。(そしてパーソン家残せる人がいたことに今更気づく)
マリアの親友フランシスとカピトリーナさんの息子、トマ・ルイさん。
セオフィラスとエヴィータさんの息子ヤスミンさん。
親衛隊正候補ダッドさんの娘、クラリーチェさんも今年成人です。
なんとこんなにいるのに全員友人! この男子4人の中からマールは誰を選ぶのでしょうね!
(できればアルジーくんはやめてください切実に)
成人式が終わったら……
新成人のみなさんや保護者のみなさんにエールを配りましょう!
お、ヤスミン君手が早いですね。さっそくタルラーさんと付き合ってるんですね。
まあまあ、一杯どうですか……
――とっても愉快なことになりました。
おっと、大事なことを忘れてはいけませんね。
ちょうど成人式に参加していた親衛隊候補のダッドさんを追いかけました。親衛隊の引継ぎです。
「……制服、似合ってるわよ。姉さんやみんなをお願いね。」
「はい」
「あと……」
「あと?」
「モレの花を荒らす子供がいたら、しっかり懲らしめてよね」
こうしてマリアは親衛隊を引退、新居はダロス区になりました。
「ところで一杯……いる?」
「いただきます!」
新年早々大通りが酔っ払いだらけになりました。
さて、夕方からは入学式です。
今年の新入生はレーン君一人です。
8人卒業して1人入学。ずいぶん生徒数も減ってしまいますね。
2日。新居での初めての朝食です。
「普通の家、久しぶりだね。小さいころ普通の家に住んでたことがあるのはわたしだけだっけ?」
「アストルもだけど……赤ちゃんだったから覚えてないわよね。」
「ねえママ、おやしき買わないの? ぼく、大きいおうちがいいな。」
「アストルが大きくなったら自分で買えるようになりなさい。」
今日は危篤のお知らせもありました。
マリアの親友であるドゥーガルさんの父、フィルさんです。
新年早々フランシスとお出かけ。
「姐さん、親衛隊引退したんすね」
「ええ。思ったよりもずっと、すがすがしいというか……悪くないわ。」
「そうだ姐さん、せっかく自由になったんすから、料理大会出てくださいよ! また姐さんの酒場で飲みたいっす!!」
「それもいいかもしれないわね。」
「やった、楽しみにしてますよ!」
「店主に選ばれるかどうかはまだわからないわよ? あたし、そこまで料理はうまくないもの。」
夕方、フィルさんの葬儀へ。
冗談で入れたサカモト姓を残してくれてしまい、たれ目を増やしてくれたくせに5系は残さずという極端な人でした。
4回出場した選抜戦もすべて初戦敗退、おいしくない料理で料理大会出場など、クールなふりをして意外とお祭り好きな面もあったフィルさん。本当にお疲れ様でした。
3日。危篤のお知らせが続きます。
元カルナの乙女のティビーさん。
まだ18歳なのに……切ないです。
喪主は一人娘のナンさんでした。
4日。料理大会の日。
悲しいお知らせが続きましたが、今日は新たな命の誕生の知らせが舞い込んできました。
親友ドゥーガルさんとベアトリスさん夫婦のところです。二人目の子供です。
「出産おめでと」
「ありがとう。……この子ね、姐さんからちょっとお名前をもらったの。強くて優しい子になってほしいから……」
「そうなの? なんだかちょっと照れくさいわね。」
(鍛え方がココロ一辺倒。おとうさんと同じ鍛え方をしている)
ドゥーガルさんも嬉しそうです。
「姐さん、みましたか赤ちゃん! 僕にそっくりでかわいいんです!」
そんな二人自慢の子供は……
マリアンちゃんという女の子でした。性格はなんとみんなのアイドル! お父さんそっくりの赤毛がかわいいですね。
(初期国民を除けばおそらく我が国初の国産みんドルである。)
カルナの乙女が変わっていました。
今は恋人はいませんが、お試し引き継ぎの時付き合っていたアルジーさんと付き合いだすのも時間の問題でしょう。
昼。料理大会に出る前に、ゴンサロとデートの約束でした。
試合の時と同じように、ちゅーをして気合を入れたら……
夕方。料理大会です。今年もアスター神官アベラルドの威勢のいい声が豊穣の広場に響きます。
「お前らーーーーーーッ!!!! 酒場店主になりたいかーーーーーーッ!!!」
「イエーーーーイ!!!」
今年の参加者はマリアのほか、親友ローレンさんや新成人ヤスミンさんがいます。
参加者みんな思い思いの料理を作っています。
さて、評価の方に移りましょう。
まずはマリア。
「これはうめェーー!! 教科書に載せたくなるほど適度でバランスのいい味付け! そこはかとなく感じるおふくろの味ッ!! さすがの安定感だぜ!」
「ありがと」
プジョールさん。
「うん、うめえな! これだったら毎日食べられるぜ!」
「やったね!」
「ま、金出して食うほどでもねえかな」
「」
マリアの親友、ローレンさん。
「こ、これは……!」
「!?」
「うっ、俺の母ちゃんこんなうまいの作れなかったのに、なぜか感じる懐かしさ……! 口に広がる豊かな風味、素材の良さがしっかり生きてるぜ……!! それに見た目の芸術性! まるで、食の美術館だぜ……ッ!!」
「神官様、泣かないで!」
元アスター神官のブラットさん。
「素晴らしいッ! 非の打ちどころがねえッ!! 盛り付けから味まで、完璧すぎるくらい完璧だぜェーー!」
「アスター神官の経験を生かしました。やはり、料理はこうでなくてはいけませんね。」
今年の新成人、ヤスミンさん。
「あー……はじめてにしては上出来だな。まずまずってとこじゃねーの?」
「まじかー……料理上手な男はモテるとふんだんだけどなー」
「これじゃあモテねえよ」
「ですよね」
さて、候補者は3人に絞られました。誰が選ばれるでしょうか。
……ドゥルルルルル……ッジャーーン!!
ローレンさんでした!! おめでとうございます!!
優勝したローレンさん。
「優勝おめでと。悔しいけど、神官様泣かせたら仕方ないわね。」
「ありがとう。でも、まさかあんなにいい評価してくれると思わなかったから……そんなによかったのかな?」
「あの子は嘘つかないわよ。だからきっとあんたの料理は泣くほどおいしいのね。お店、楽しみにしてるわ。」
「まかせて!」
今年は残念でしたが……きっとリベンジしましょう!
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