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マリアの物語 その10 隣にいて落ち着くのは
- 2013.08.01 Thursday
- 3代目マリア
- 01:20
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- -
- by ヨハネス
さて、昨日セオフィラスとデートの約束をしたマリア。ハールの庭園に向かいます。
ずっと、この日を夢見てきました。そのために1年待ったんですから。
だけど、何かがおかしいのです。
なんなんでしょうか、このうしろめたさは。
ゴンサロのこと?
彼のことなんかもともと全然好きじゃなかったし、何も気にすることないんです。
ゴンサロ意外ともてますから、別に恋人なんかいくらでもできるはずでしょう。全く気にすることはないんです。
・・・でも・・・
「はい、家につきましたよ」
「送ってくれてありがと。・・・また、遊んでくれる?」
「あー、悪いですけど、たぶん次はないっすね」
「何でよ」
「僕マリア先輩には興味ないし、それに・・・」
「それに?」
「・・・なんでもないっす」
「なによ・・・」
(そろそろゴンサロ先輩の気持ちにこたえてやれっての)
なんだかモヤモヤしますが、フランクリンさんのお見舞いに行きます。
フランクリンさん・・・
フランクさんとリンさんが並んで立ってるとこにたまたま居合わせたのを笑ってごめんなさい。
エムさんがいました。
「あれ、エム・・・イスカの乙女は・・・?」
「うん、ほかの子に代わってもらったの」
「そっか、おかえり」
「ありがとう・・・
・・・お父さんが長くないの知ってたから、乙女の職を辞したけど・・・
・・・花嫁姿、見ていってほしかったな・・・」
「エム・・・」
夕方からは葬儀です。
喪主は長男ダッドさんです。
葬儀が終わって日も暮れたころ、エムさんが一人で歩いていました。
「エム!大丈夫?」
「うん。さっき話聞いてもらえたし。・・・ありがとね」
「大切な友達が悲しんでるのを放っておけると思う?」
「えへへ、あたしも君は気の置けない友達って思ってる」
「これからもよろしくね、マリア」
「こっちこそ」
「・・・で、ゴンサロとはうまくいってるの?」
「ええ!?なんでそこでゴンサロが出てくるのよ?」
「え?とってもお似合いよ?
ゴンサロはずーっとマリアのことしか見てないわよ。気付いてないの?」
「でもあいついろんな女の子に」
「あーあ、ほんっと鈍感ね・・・ゴンサロかわいそー」
「なんでよ!」
実は、生徒時代マリアが唯一一緒に出掛けたのがゴンサロでした。
昼に出掛けていったので、ゴンサロから誘ったのでしょう。
なんだかんだで二人近くにいることが多くて、中の人も「この子は絶対マリアちゃんのこと好きだな」と思っていたのです。
エムさんと別れて大通りを歩いていると、ゴンサロがやってきました。
そして不意にキスされます。
「もう遅いし危ないから早く帰れ」
「・・・」
去っていくゴンサロの背中を見ながら、マリアは考えてみました。
飽きもせず毎日のように会いに来てくれたのは誰か。
困ったとき、辛いとき、そばにいてくれたのは誰か。
隣にいて落ち着くのは・・・
マリアは駆け出します。
「ゴンサロ!!」
「マリア?」
「明日、遊びに行きましょう」
「珍しいな、お前が誘ってくるなんて・・・」
「ふふっ・・・」
「じゃあ、明日な・・・気を付けて帰れよ」
いつのまに・・・こうなったんでしょう・・・。
ゴンサロは、いつのまにやらかけがえのない人になっていたんです。
ちなみにイスカの乙女になったのは・・・
エヴィータでしたw
セオフィラスと恋愛を進めるってなってたらジャクリーヌさんに引き続きまたイスカの乙女とすったもんだがあるところでした。
歴史は繰り返す・・・?
うーん。中の人的事情をお話ししましょう。
セオフィラス5系だし、4cであるマリアと結婚すれば絶滅してる5cが生まれる可能性だってあったんです。エクレストン家はゴンサロが継がない限り滅ぶし、セオフィラス性格いいし、セオフィラスを選ばない理由はなかったんです。
略奪なんて簡単ですよ、とりあえずなんか山ほど食わして、連日デートして、3回くらい相手に先行させれば余裕で相手の心は自分のものです。略奪はいろいろ確執を残しますが。うん、経験済みですw
でも・・・まあゴンサロかっこいいんですよ・・・
ゴンサロの父親がたしかこの時点で26歳で、マリアが来年8歳ってことは・・・お互いに父親がやばいんですね・・・それにもう裏切れなかったといいますか・・・セオフィラスとのデートでものすごいうしろめたさを(中の人が)感じましてね。
何よりもゴンサロかっこいいんですよ・・・
てか、いろんな人の期待を裏切りましたw
すんませんでしたw
ずっと、この日を夢見てきました。そのために1年待ったんですから。
だけど、何かがおかしいのです。
なんなんでしょうか、このうしろめたさは。
ゴンサロのこと?
彼のことなんかもともと全然好きじゃなかったし、何も気にすることないんです。
ゴンサロ意外ともてますから、別に恋人なんかいくらでもできるはずでしょう。全く気にすることはないんです。
・・・でも・・・
「はい、家につきましたよ」
「送ってくれてありがと。・・・また、遊んでくれる?」
「あー、悪いですけど、たぶん次はないっすね」
「何でよ」
「僕マリア先輩には興味ないし、それに・・・」
「それに?」
「・・・なんでもないっす」
「なによ・・・」
(そろそろゴンサロ先輩の気持ちにこたえてやれっての)
なんだかモヤモヤしますが、フランクリンさんのお見舞いに行きます。
フランクリンさん・・・
フランクさんとリンさんが並んで立ってるとこにたまたま居合わせたのを笑ってごめんなさい。
エムさんがいました。
「あれ、エム・・・イスカの乙女は・・・?」
「うん、ほかの子に代わってもらったの」
「そっか、おかえり」
「ありがとう・・・
・・・お父さんが長くないの知ってたから、乙女の職を辞したけど・・・
・・・花嫁姿、見ていってほしかったな・・・」
「エム・・・」
夕方からは葬儀です。
喪主は長男ダッドさんです。
葬儀が終わって日も暮れたころ、エムさんが一人で歩いていました。
「エム!大丈夫?」
「うん。さっき話聞いてもらえたし。・・・ありがとね」
「大切な友達が悲しんでるのを放っておけると思う?」
「えへへ、あたしも君は気の置けない友達って思ってる」
「これからもよろしくね、マリア」
「こっちこそ」
「・・・で、ゴンサロとはうまくいってるの?」
「ええ!?なんでそこでゴンサロが出てくるのよ?」
「え?とってもお似合いよ?
ゴンサロはずーっとマリアのことしか見てないわよ。気付いてないの?」
「でもあいついろんな女の子に」
「あーあ、ほんっと鈍感ね・・・ゴンサロかわいそー」
「なんでよ!」
実は、生徒時代マリアが唯一一緒に出掛けたのがゴンサロでした。
昼に出掛けていったので、ゴンサロから誘ったのでしょう。
なんだかんだで二人近くにいることが多くて、中の人も「この子は絶対マリアちゃんのこと好きだな」と思っていたのです。
エムさんと別れて大通りを歩いていると、ゴンサロがやってきました。
そして不意にキスされます。
「もう遅いし危ないから早く帰れ」
「・・・」
去っていくゴンサロの背中を見ながら、マリアは考えてみました。
飽きもせず毎日のように会いに来てくれたのは誰か。
困ったとき、辛いとき、そばにいてくれたのは誰か。
隣にいて落ち着くのは・・・
マリアは駆け出します。
「ゴンサロ!!」
「マリア?」
「明日、遊びに行きましょう」
「珍しいな、お前が誘ってくるなんて・・・」
「ふふっ・・・」
「じゃあ、明日な・・・気を付けて帰れよ」
いつのまに・・・こうなったんでしょう・・・。
ゴンサロは、いつのまにやらかけがえのない人になっていたんです。
ちなみにイスカの乙女になったのは・・・
エヴィータでしたw
セオフィラスと恋愛を進めるってなってたらジャクリーヌさんに引き続きまたイスカの乙女とすったもんだがあるところでした。
歴史は繰り返す・・・?
うーん。中の人的事情をお話ししましょう。
セオフィラス5系だし、4cであるマリアと結婚すれば絶滅してる5cが生まれる可能性だってあったんです。エクレストン家はゴンサロが継がない限り滅ぶし、セオフィラス性格いいし、セオフィラスを選ばない理由はなかったんです。
略奪なんて簡単ですよ、とりあえずなんか山ほど食わして、連日デートして、3回くらい相手に先行させれば余裕で相手の心は自分のものです。略奪はいろいろ確執を残しますが。うん、経験済みですw
でも・・・まあゴンサロかっこいいんですよ・・・
ゴンサロの父親がたしかこの時点で26歳で、マリアが来年8歳ってことは・・・お互いに父親がやばいんですね・・・それにもう裏切れなかったといいますか・・・セオフィラスとのデートでものすごいうしろめたさを(中の人が)感じましてね。
何よりもゴンサロかっこいいんですよ・・・
てか、いろんな人の期待を裏切りましたw
すんませんでしたw
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